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現状
(1)環 境南側に近接する樹高20m以上に及ぶスギ、あかまつチョウセンゴヨウ、ケヤキの樹冠の下に位置しており(写真4)、10年前に枝払いが行われているが、その後に繁茂した枝葉によって再び上部からの日光が遮られていた(写真5、6)。石割梅は、露頭に出ている高さ1.7m、長径3.7m、短径1..9mの花崗岩の割れ目に生育している。割れ目は巾20cmで、溜まった土には梅の幼木や草が生えており(写真7)、両端に土がこぼれないよう石が詰められていた。
写真4 南側の大木群に近接する
写真5 日陰状態(西面)
写真6 日陰状態(東面)
写真7 土こぼれ防止の石
(2) 樹木の形態(写真8)幹は、高さ3mの部分でほぼ直角に北側に曲がっており、その先に生じた枝と主幹の頂端に枝葉が茂っていた。幹の太さは岩と接する部分で直径30×20cmで、湾曲部までほぼ同じ太さを保っていた。北側に発達した枝葉の重さは、設置した支柱によって支えられている状態である。
写真8 屈曲する幹
樹冠の位置は、大きく2箇所に分けられる。Aは、周囲の大木による被陰部から北側の明るいスペースに伸び出した枝に形成されたものであり、支柱によって支えられている。Bは、主幹上部に発生した数本の若い枝に形成されたもので、10年前に実施された近接木の枝払いによってできたスペースに形成されたものである。
写真9 枝葉の位置
写真10 若い枝葉
写真11 若い枝
写真12 若い枝の発生
写真13 湾曲する幹の切断枝
写真9〜14から、この木は次のような経過をたどってこのような形になったと推定される当初、主幹@に枝AとEがついていたが、何かの原因で主幹上部を失った。その後、枝AとEの枝によって生長を続けたが、再度Aの枝が切断された。これらの原因は近接木による被陰が原因と考えられる。枝Eのみが支柱に支えられながら生長を続けて樹冠Aを形成した。10年前に実施された近接木の枝切りによってできたスペースに枝B、C、Dが発生し、樹冠Bを形成した。
(2)幹・枝の傷幹には、穴、傷、凹みなど大小の傷が多く見られた。また、幹の屈曲部には、数本の腐敗した残枝と勢いのない枝が付いており、枝の発生・枯死が繰り返されているとみられた。
写真15 幹の東面
写真16 幹の南面
写真18 幹の空洞
写真19 枝の腐朽
写真17 幹の西面
写真20 幹の残枝、衰弱枝
写真21 幹の残枝
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